居心地が悪い読書会とは。

読書会は居心地がわるというよりも、はじめて飛び込むコミュニティは、居心地は悪いものです。
周りの人は殆ど初対面なのですから。
とはいえ、同じメンバーで読書会を繰り返して、仲良しになったとしても、運営的にはあまり考えなくていいので楽ではありますが、興味があって参加したいと考えている人、もしくははじめて参加した人には、とても居心地がいいとは言えない場所になっているかもしれません。

■居心地が良いのも、悪いのも主催者の腕次第

居心地を左右するのは、やっぱり、主催者です。
主催者のファシリテーションのスキルの優劣にかかっていると言えます。

主催者が、気心が知れた人と楽しく本の事を語りたいというのであれば、現状のままでいいと思いますが、新しい人が入ることで、場に良い刺激がもらえますし、その人が気に入ってくれれば、友人を誘ってくれて、またメンバーが増えて、ますますにぎやかになるかもしれません。

新しい人が読書会に参加してくれたときに、参加者の方に期待するのではなく、積極的に自己紹介を即したり、発言してもらったり、新メンバーの人となりが既存のメンバーに分かるように、そして新メンバーにも、既存のメンバーのことが理解できるように、上手に誘導する必要があります。

新しい参加者が決まった時点で、既存の気心が知れたメンバーの方に、事前にフォローをお願いするのもいい方法です。

読書会を主催するだけでも、大変労力のかかることではありますが、せっかく読書会を主催しているのですから、少しファシリテーションに関する本を読んで実際に自分が主催する読書会でそのスキルをアウトプットするのこともいいと思います。
居心地を左右するのは、やっぱり、主催者ですのでいろいろと場が盛り上がる工夫を取り入れることをお勧めします。
読書会を主催するような方なら、ファシリテーション関係の本を読んで読書会に活かしてみるといいかもしれませんね。

■居心地のいい場所に一瞬で変える、アイスブレイク

カフェ等で読書会をする場合は少々難しいかもしれませんが、アイスブレイクなんか取り入れてみるのもお勧めです。
ワークショップなど、参加者全員が仲良く学びを行えるようにするための手法なのですが、すごく場がプラスに変わるのでお勧めです。
もともと、初対面とか、そんなに仲良くない、といった場合、まだ相手のことを知らないことが原因だったりします。アイスブレイクによって、参加者全員の人となりが理解できれば、居心地の悪さはどこかに消えてしまいます。

そうすれば、いい意味で参加者に気を使かわなくてよくなるため、学びに集中できます。
読書会で言えば、読書に集中、そしてディスカッションに集中できるということですね。

アイスブレイクについては、もっと書きたいのですが、長くなるのでまた別の機会に書きたいと思います。

■まとめ

私も、リアルな読書会や、WEBで読書会を開催していましたが、メンバーが固まりやすいのは仕方ないことかなと思います。
ただ、新しい方が参加すると、読書会の場に良い刺激がもらえますので、やはり新しい方が参加した読書会は、できるだけ新メンバーを中心にした運営を行うようにしていました。
見た目に分からなくても、既存の参加者よりも、何倍も緊張しているはずですからね。

それから、居心地が悪いなと思ったら、その読書会には執着せずに、SNSや検索をして、新しい読書会に参加してみるのもいいと思いますよ。
運営方法や、毎回のテーマ、そして主催者さんや既存の参加者さんとの相性がいい読書会がきっと見つかるはずです。

見つからなければ、自分でやってみるというのもいいですよ。

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