子どもを賢く育てる「アウトドア育脳」という方法

 難関大学に合格した学生を取材していると、いわゆるガリ勉タイプは少なく、文武両道で、学校行事の運営に積極的に参加し、さまざまなことに取り組んでいる好奇心旺盛なタイプが多いように感じる。

市場で育脳本が目立つようになった。そんな中で異彩を放つ『脳科学者が教える! 子どもを賢く育てるヒント「アウトドア育脳」のすすめ』(瀧 靖之/山と渓谷社)は、「アウトドア育脳」をうたっている。しかも、「子どもを賢く育てる」とある。外遊びが好きで勉強もできる万能タイプに育てるヒミツが、本書に掲載されているのかもしれない。

本書によると、「賢い」とは単に「頭の働きがよく、知恵がすぐれていること」ではなく、要領よく立ち回ることができる…つまり、ものごとに対して適切な判断や行動ができることだとしている。確かに、勉強ができる子どもは時間の使い方が上手だったり、要領がよかったりする傾向があるように思う。本書はさらに、賢さは知的好奇心のレベルが高いことも関係している、という。心から「知りたい」「わかりたい」「学びたい」という気持ちがあれば、勉強の効率が飛躍的に高まるのは、大人も同じだ。

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