図書でつながる街づくり

 「本はもう一人の友人」と書き残したのは、読書の達人だった詩人の長田弘さんだ。長崎県大村市の街角に増えている「小さな図書館」は、友人を広く紹介するすてきな試みといえるかもしれない。

市民が自宅前などに、扉が付いた木製の本箱を設置する。絵本などを中に収め、誰でも自由に借りることができる。市の後押しもあり、10カ所以上に増えたという。

「小さな図書館」は2009年、米国で誕生した。発案者は、小箱に込めた思いをこう語っている。

隣人でさえ見知らぬ赤の他人となり、ネット空間のコミュニケーションが増大する時代に、本を通して直接、人が出会い、つながる場をつくりたい-。賛同者は世界70カ国以上に広がっているそうだ。..>> 続きを読む..

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です