なぜ、年をとったら若い人を「さん」づけで呼ぶべきなのか

■新しい名刺を1年で200枚

「50代になったらこの先無駄な付き合いで時間を浪費しないよう、人間関係の整理を始めよう」。そんなことを思っている人はいませんか?  いるとしたら、考え直したほうがいいかもしれません。おそらくそういうことを言う人は、いまが人生百年時代ということを知らないのです。

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私は現在88歳ですが、人間関係の整理をしたことなんて、これまで1度もありません。人脈はいまだに増え続けています。昨年だけでも新しい名刺を200枚以上もらいました。そのうち半分以上は女性です。専業主婦だった人が自分の強みに気づき、セミナー講師を始めた、などという人がとても多いのです。

自分の人生を振り返ると、生きることを心の底から楽しめるようになったのは、70代になってからです。

私に言わせれば、50代とは、60代以降の第二の人生を心おきなくエンジョイするための考え方や行動を身につける時期です。そんな時期に人間関係を整理するなんて、とんでもない。反対に意識して広げていかなければいけません。

そのとき、気を付けなければならないのは、「同」ではなく「異」の人たちと積極的に出会うようにするということです。

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