定年を迎えた男性の地域活動デビューは難しいと言われるようになって久しい。そんな中、「新たな世界が広がる」「同好の士と出合える」と話題になっているのが、読書会である。
しかし、ひとくちに読書会といっても、そのスタイルは幅広い。募集内容を見ると、おすすめの本を互いにプレゼンテーションする会から、一冊の課題図書を輪読する会までさまざまだ。どうすれば、自分に合った読書会を見つけられるのか。やはり、同世代が多い読書会を選ぶほうがいいのだろうか。横浜読書会KURIBOOKS代表の佐藤久理氏に聞いた。
「世代にはあまりこだわらなくてもいいかもしれません。例えば、60歳以上の方を対象とする読書会を開いた時、参加された方々は口々に『残された時間が少ないのであと何冊か読めるかわからない』とおっしゃっていました。でも、その限りある時間で“どのような本が読みたいか”というと、その方によって考えはまるで違っていました」
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