虚構の本読んだふり 架空読書会行ってみた

世の中に実在しない本のことを、みなが読んだふりをして語り合う「架空読書会」が、各地で広がっているという。仙台で開かれたその不思議な集まりを、のぞいてみた。

誰がどこで始めたのかはよくわからない。ネットではおととしごろから話題になっているようだ。

ルールは簡単。誰かが思いついたタイトルを言うなどして、話し始める。参加者はその本を読んできたことにして、思い思いに感想を語る。ただし、先に他の人が話した内容について、否定や反論はしないこと。著者や装丁に話題を広げたっていい。

「主役ムロツヨシ」
仙台市市民活動サポートセンター(青葉区)の行事の一環で開かれた架空読書会には、SNSやチラシで知った十数人が参加。三つに分かれたうちの一つの輪では――。

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