英会話、ドキュメントスキル、プレゼンスキル、プロジェクトマネジメントスキル、経営戦略、ビジネスモデル……。
それら、さまざまなスキルを身に付ければ「一流のビジネスパーソン」に近づくはずです。ただし、「論理的に考えれば」の話です。
ビジネス書で学んだスキルは権力者の前では役立たない
きれいなドキュメントをつくり、見栄えのよいプレゼンテーションを行ったとしても、ましてそれが斬新な企画であり、または正論であっても、社長や社長に近い有力役員の「俺の経営哲学では……」の一言で、あっさり敗北することは往々にしてあります。権力者や、声がデカイ人の前では、はっきり言ってビジネス書で学んだスキルなど価値をなさないのかもしれません。
まさか、これを読んでいるあなたが、こうした「事実」をただの理不尽、不条理と受け止めるなんてことはないだろう、と願っています。
「不平等だ!」「私の能力をきちんと評価しろ!」と文句を言ったところで、先生やお母さんのように面倒を見てはくれません。
「そういうものだ」という前提があることを受け入れられる人が本物のビジネスパーソン、いえ、「大人」というものでしょう。
そのうえで、正攻法とは違う戦略を考えなければなりません。これまで習得してきたビジネススキルを生かすも殺すもこの戦略にかかっています。
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