読書会を盛り上げるには?

読書会楽しんでいますか?
 
ひとくちに読書会と言っても、その運営方法にはいろんなタイプがあります。
① 事前に読む本が決まっている場合
② 自由に好きな本を持ち寄る場合
③ 事前に読み込んで、読書会で発表する場合
④ 読書会で読んでその場で発表する場合
⑤ 持ち寄った本を参加者同士で交換し合う読書会
 
それぞれに特色はありますが、進行の違いはあるにせよ、せっかく読書会をするのですから盛り上がることに越したことはありませんよね?
読書会は、すごく盛り上がるイメージがありますが、中には、参加者同士の発言が少なくて、盛り上がらなかったという失敗もあると聞きます。
そこで、今回は、読書会を盛り上げるためのちょっとした工夫についてお話しをしたいと思います。
 

■読書会を盛り上げるには?

当日、場を担当するファシリテーターの技量によるところもあると思いますが、なんでもいいので自己紹介と合わせて、読書会がスタートしたら、オリエンテーションと合わせてアイスブレイクを導入してみてはいかがでしょうか?

アイスブレイクを初めて聞く人もいると思います。
アイスブレイクとは、「氷を砕く」という意味ですが、ここでのアイスブレイクとは、人の心の壁を砕くような意味になります。
簡単に説明すると、初対面で相手同士を和ませるための心理テクニックといえば分かりやすいでしょうか。
 
読書会を開催する際、顔見知りの場合もあるでしょうけれど、はじめて参加する方もいらっしゃると思います。はじめての人同士は、どことなくぎこちないものです。
なぜ、ぎこちなくなるかというと、これはラポールがとれていないことが原因であると考えられます。
ラポールとは、臨床心理学の用語なのですが、一般的には信頼関係とか信頼という意味で使われています。
わざわざラポールなんて言葉、使わなくてもいいのですけど、コミュニケーションの場では結構使う言葉なのであえて使わせていただきます。(汗)
このラポールをとるための方法の一つとしてアイスブレイクが役立つのです。
 
ぜひ試してほしいのですが、読書会でも、アイスブレイクを導入することで、すごく場と人が和み、空気が変わります。アイスブレイクは、ワークショップ等で使われる手法で、いろいろな種類がありますので、検索して読書会に使えそうなものを選んで、実際に導入してみてください。
選ぶポイントとしては、アメリカの文化なので日本人的にちょっと恥ずかしいな。と思うアイスブレイクもあるし、読書会はカフェ等、人の出入りがあるところで開催する場合もあるでしょうから地味目のものが良いかなと個人的には思います。
 
でも、貴重な時間を使って、わざわざ読書会に参加されるような方たちです。
きっと素敵な人ばかりなので、アイスブレイクはうまくいきますよ。
 
そうやって、場の雰囲気をプラスに変えた後であれば、発表も、ディスカッションもとてもしやすくなります。
 

■時間を決める

本の内容を発表する時間、一人一人発表する時間を、3分等、時間を決めて、キッチンタイマーで管理してみると、しゃべれない人もなんとか時間内に発表しようとしますし、しゃべりすぎる人にも、タイマーのベルが鳴ることで、発言を辞めるか、ファシリテーターがそれとなく発言をコントロールしやすくなります。

■事前に説明する

読書会の参加者みんなに発表してもらい盛り上げたいということでしたら、事前に感想を話してもらうことを伝えておきましょう。
そうすれば、本の感想を誰かが発表した後、ファシリテーターが、感想を一人一人に求めた時にもみなさん発表してくれるでしょう。
 
「だれか感想がある人はいませんか?」
 
と、参加者に声をかけて感想を述べてもらうより、事前に感想を言ったもらうことを伝えたうえで、発表者の話を聞いてもらい、一人ずつ1分や2分、答えてもらうことを参加者に事前に伝えておくといいと思います。

■まとめ

やはり、せっかく参加してくれているので、全員が何らかの発言をしたほうが、読書会は断然盛り上がりますよね!
初対面の場合だと、どうしても緊張してしまいますが、先ほども言いましたように、貴重な時間を使ってわざわざ読書会に参加するような方に、意地悪な人は居ないはずですよね?
協力的な人がほとんどだと思います。
 
そうそう、繰り返しになりますが、アイスブレイクのタイミングは、読書会の最初、自己紹介をすると思いますが、自己紹介のタイミングで行うと最初から場が和むのでお勧めです。
みなさん本好きな方ばかりなので、せっかく参加したら読書会を楽しむのはもちろん、フェイスブック等でつながって、交流を深めていったらすごく素敵だなと思います。
 
せっかくの読書会、盛り上げてくださいね。

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