同期で同い年、共に芸人の活動範囲を押し広げ活躍しながら、なぜかすれ違ってきた又吉直樹と西野亮廣。
「別冊カドカワ 総力特集 又吉直樹」誌上で実現した二人の対談の模様を、お伝えする本企画の、第四回目です。
■ 表現を極めることで替えの効かない存在に
西野 二十五歳のころは、立川志の輔師匠にすごい憧れた。まずは「絵」として美しいじゃない、落語って。座布団があってマイクがあって、その一点をみんなが見てるって、めっちゃかっこよかった。あとは一か月間パルコ劇場を埋めて一万人くらいの人が立川志の輔だけを見に来ているという圧倒的事実。それで、自分のスケジュール表を見たら番組のタイトルに(仮)って入ってて。「なんだこれは?」と思った。俺は替えが効くけど、立川志の輔は立川志の輔じゃないとダメだっていう。
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