クロス・マーケティングは、3カ月以内に読んだ本の冊数などのほか、紙の書籍と電子書籍の利用実態・利用意向について把握することを目的に調査を実施。また、2015年に実施した読書に関する調査結果を元に、読書習慣の有無と読書の好意度について今回の調査結果との比較を行った。
まず、読書習慣の有無を、前回調査(2015年実施)と比較すると【読書習慣がある】割合が50.8%から39.4%と減少。 読書の好意度でも【読書は好き・計】(読書は好き+どちらかというと読書は好き)が74.1%から66.3%と減少しており、読書離れが叫ばれているようだが、確かに読書人口が少なくなっていることがうかがえる。
読書をしない理由としては、【忙しい】が40.7%で最多となり、 読書に使える時間がないことが大きな理由のようだ。ワークライフバランスや働き方改革の推進で、時間的余裕が生まれ始めてはいるが、読書には結びついていないようだ。今後一層の推進が期待されているが、他の媒体や娯楽的コンテンツの拡充・成長も著しく、利用意向が変化してきている事を考えると読書人口が増えていくかは疑問である。..>> 続きを読む..